営業経験を、医療業界で活かせる|Site Management Associate(SMA)とは
シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(CHI)は、SMO(Site Management Organization:治験施設支援機関)として、20年以上、治験を行う医療機関を支援しています。
Site Management Associate(SMA)は、一般的に治験事務局担当者のことで、治験実施施設(病院・クリニック等)に対し、治験実施のための各種折衝や環境整備支援、事務業務などを担当します。日々習得する医薬品に関する幅広い知識をもとに、製薬企業(治験依頼者)や医師、医療機関スタッフと、新薬開発の重要なプロセスを推進する業務を行っています。
CHIのSMAは、年々その業務範囲を拡げており、各々の持つ知識や経験、コミュニケーション能力を活かし、プロジェクトの企画・立案から運営、ヘルスケアサービスの展開等、様々な業務を担っています。
この記事では、治験事務局担当者としてのSMAの役割に加え、CHIのSMAが担う新しい業務・役割について紹介していきます。
■関連資料
→SMA(Site Management Associate)キャリア採用のご案内パンフレット
■関連資料
→CRC(治験コーディネーター)キャリア採用のご案内パンフレット
目次[非表示]
- 1.SMAとは
- 2.治験業務の流れ
- 2.1.医療機関との関係構築・治験紹介
- 2.2.治験実施決定・開始準備
- 2.3.治験審査委員会(IRB)での承認~契約締結
- 2.4.治験開始
- 3.新しいプロジェクト事例
- 3.1.アンケート・調査、サービス紹介
- 3.2.ワクチン接種支援
- 3.3.産学官民連携ヘルスケアプロジェクト
- 4.SMAのやりがい
- 5.まとめ
SMAとは
Site Management Associate(SMA)は、治験業務において、適正かつ円滑で、質の高い治験スタートまでの道筋を作る、重要なポジションです。
治験を紹介する営業的側面だけでなく、資料作成支援や、運営事務局といった業務もあり、各関係者との調整にはコミュニケーション能力が求められます。
治験業務の流れ
医療機関との関係構築・治験紹介
治験依頼者から新しい治験の連絡がくると、SMAは医療機関に治験実施の希望を確認し、治験依頼者へ提案します。受託に向けた準備を進めるためには、医療機関との信頼関係が重要であり、SMAは、日々の業務を通じて担当医療機関との関係性を構築しています。
治験実施決定・開始準備
治験医療機関の契約締結や院内体制整備、治験審査委員会(IRB)の資料準備を支援し、また治験がスムーズに開始できるよう、スケジュール調整、関連部門との相談等、事前準備を行います。この期間は、いわばSMAの腕の見せどころです。
治験審査委員会(IRB)での承認~契約締結
IRBへ資料を提出し、治験実施の承認を得た後、治験実施に必要な契約締結をサポートします。医療機関の治験費用等、治験
によって異なる請求管理や請求書作成支援も行っています。治験開始
医療機関スタッフとの治験実施中の対応を確認し、治験終了まで、医療機関の業務をサポートします。
新しいプロジェクト事例
新薬開発支援のほか、幅広い業務領域で手腕を発揮できます。
アンケート・調査、サービス紹介
CHIのサービスのひとつ、メッドコンシェルジュサービス(MCS)では、以下のようなサービスを展開しています。
- 医師や医療従事者へのアンケート調査・インタビュー支援
- 医療機関への営業活動支援・取次
- 教育研修支援・研究会事務局運営
- 倫理審査委員会の受託
SMAは、治験実施支援で連携している医師や医療機関スタッフ、経営層等へアンケートの実施を依頼したり、医療機関に対して製品やサービスの紹介をしたりしています。普段から医療機関との関係性が築けているSMAだからこそできるサービスです。
ワクチン接種支援
新型コロナウイルス感染症拡大後、各自治体でワクチン接種が行われてきました。CHIでは、接種会場への来場が難しい方に対し、自宅や高齢者施設等へワクチンキャラバンで訪問し、ワクチン接種を行う事業の支援や、大型会場での自治体ワクチン接種会場の運営支援を行っています。関係者の調整や取りまとめを行い、プロジェクトの管理・運営を行うことも、SMAの新しい業務のひとつです。
産学官民連携ヘルスケアプロジェクト
近年、スマートシティといったプロジェクトに取り組む地域や自治体が増加し、産学官民連携でのヘルスケアプロジェクトが日本各地で活発になっています。新薬開発支援にとどまらず、未病・予防・予後といった「ひとの一生」まで、様々な形でヘルスケアに貢献するため、各地域のプロジェクトに参画し、企画立案や実証実験の支援等も行っており、主要メンバーとして活躍するSMAの業務はさらに拡大しています。
SMAのやりがい
SMAは、新薬開発のプロセスを推進する業務だけではなく、近年では、その知識や経験、コミュニケーション能力を活かし、CHIのSMAの業務の範囲は広がり続けています。役割やポジションによってやりがいもそれぞれですが、CHIでSMAとして働く社員にインタビューしたところ、
- 治験・臨床研究業務の支援を通して、医薬の進歩に貢献できる
- 医療・ヘルスケア分野で新しいビジネス創出に携わることができる
- 様々な関係者と連携し、複雑な調整を行って、プロジェクトを遂行する達成感
などの声があげられました。治験・臨床試験の支援業務だけではなく、幅広い業務や、その後のキャリアの選択肢があり、営業スキルだけではなく、多くの成長ができる機会があることも、CHIのSMAが持つ魅力のひとつです。
■関連資料
→社員インタビュー一覧|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
まとめ
Site Management Associate(SMA)は、医療業界での営業経験や知識を活かして働くことができる、魅力的な仕事です。
治験の実施をサポートする際には、様々な関係者と連携するため、高いコミュニケーション能力や、スケジュールなどの調整力などが求められますが、その分、自身のスキルアップに繋がり、成長を感じることができます。なにより、医薬の進歩に貢献することができ、新しい薬を待ち望んでいる患者さんの助けとなる、社会貢献度の高い職業のひとつです。
また CHI の SMA は、治験以外のサービスを医療機関へ紹介したり、アンケートを実施したり、自治体のプロジェクトへ参加したりといった新しい業務が増えています。
SMAのお仕事に興味を持たれた方は、ぜひ、新しいキャリアにチャレンジしてみてください。
シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)とは
シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)は、「くすりの一生から、ひとの一生まで」をコンセプトに医療関連施設を中心に総合的な支援を行っています。
医療機関側の治験に関わる業務を受託・代行し、治験実施体制の整備支援から実施・運営までトータルにサポートするSMO業務や、治療、予防および健康に着目し、メディカルコンタクトセンターや服薬アドヒアランスによる治療の支援をするサービス等、医療機関や患者、一般消費者の医療や健康維持・増進のための支援業務を展開しています。
既存の枠にとらわれず、新しい価値の創出を目指して、ともにチャレンジしていける方を求めています。
ご興味のある方は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
■関連資料
→採用情報TOP|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
■関連資料
→SMA(Site Management Associate)キャリア採用のご案内パンフレット
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